くらはしのクラシック日記

~倶楽趣博人(くらはしひろと)の随想クラシックの思い出、Cafe Klassiker Hrを受け継いだブログです~

2019年10月


2019.
9.30(水)18:45 豊田市能楽堂

曲目

バッハ:プレリュード―リュート組曲ハ短調BWV997より

    ファンタジア ハ短調BWV906

スカルラッティ:ソナタ イ長調K.208

                        イ短調K.175

バッハ:アダージョ―協奏曲ニ短調BWV974より

スカルラッティ:ソナタ ニ長調K.119

(休憩)

スカルラッティ:ソナタ へ長調K.6

            ヘ短調K.481

バッハ:イタリア協奏曲 ヘ長調BWV971

バッハ/ブラームス:シャコンヌ―無伴奏ヴァイオリン・パルティータ                                第2番ニ短調BWV1004より

(アンコール)

クープラン:「システリア」

 

会場へ行って驚いた。地味なチェンバロのリサイタルだがほぼ満席。マニアの人が結構多いと思った。ロンドーが舞台に現れた時また驚いた。髪を頭上に団子状に束ね、足袋を履き、ジーンズ・スタイルとは違った黒一色に統一していた。

 

ロンドーを聴くのは2年前の宗次ホール以来2度目。今回はバッハとスカルラッティの短い曲を集めたもので、演奏は休憩をはさんで休みなく続いた。全体として一つの作品のように演奏しようと思えば、曲毎に拍手を受けていたら気が散ってしまうのだろう。

 

チェンバロは基本的に音の大小をつけられないから、緩急と音のつなげ方でフレーズに表情をつけることになる。ロンドーはこれが実に上手く、坦々と弾くところは微塵もない。能楽堂だからこのことがはっきりと分かった。ただチェンバロを弾く人にとっては非常に勉強になると思うが、単に聴いて楽しむ者にとっては何とも響きが悪い。広さだけなら理想的な空間だが、音が遠くで鳴って臨場感が味わえなかった。

 

ロンドーはかっての貴族趣味の優美なチェンバロをディジタル時代の緊張した音楽を表現する為の一つの楽器に変えたと思う。演奏している姿は外見とは打って変わって真剣そのものであった。

 

スカルラッティはバッハやヘンデルと同時代だがあまり聴いていない。作品はシンプルで心地よいから聴き易いけれども、やはりバッハの方が良いと思う。シャコンヌはヴァイオリンで聴き慣れているので、ブラームスの編曲は全く異なる音楽に思えた。

 

今回は5回の全国ツアーの初日に当たるが、能楽堂での演奏はもちろんここだけ。チェンバロと能楽堂という東西の古い伝統文化を結びつけたコンサートは雰囲気的にとても良かった。ロンドー自身もサイン会に草履をはいて現れ、この雰囲気を十分楽しんでいるようであった。

 

 


2019.10.26(土)19:00 (現地ライブ OTTAVA

出演

シモン・ボッカネグラ:シモーネ・ピアッツォーラ

フィエスコ:フェルッチョ・フルラネット

ガブリエーレ・アドルノ:ファビオ・サルトーリ

アメーリア:マリーナ・レベッカ

パオロ:クレメンス・ウンターライナー  ほか

ウィーン国立歌劇場合唱団、管弦楽団

指揮:パオロ・カリニャーニ

演出:ペーター・シュタイン

 

20年くらい前の制作で伝統的演出。DVDも出て新鮮味がないのであまり書くことがない。演奏も普通と思うので簡単に書きとめる。

 

「シモン・ボッカネグラ」は政治的権力闘争が根っこだから、男性中心のオペラである。アメーリアが登場するものの、彼女は主体的に物語を引っ張る存在ではなく引き合いに出されるだけである。このオペラの注目はアメーリアの血筋が次々と明かされるところにあると思う。シモンの子であること、フィエスコの孫であること、アドルノの政敵シモンが恋人の父親だったこと、これらの事実が判明した時の驚きとか喜びとかがどう表現されるかにあると思う。

 

全体にやや平板な感じがした。タイトルロールのピアッツォーラはタイトルロールの存在感が今一つ。あまり変わらぬ表情のように見えたが、フィナーッレは感情がこもって良かったと思う。フィエスコ役のフルラネットは余裕があり過ぎたのか緊張感があまりしなかった。そんな中一番良かったと思うのはアドルノ役のサルトーリで、メタボな姿を別にしてイタリア的美声にはやはり惚れ惚れする。アメーリア役のレベッカはきつい声が好きでない。はじめの方は調子が出なかったようだが最後はオペラらしくなった。パオロはシモンに尽くしたのに意を翻され損な役だが、悪役らしさがあまり出てなかった。

 

指揮は何もしてないように見える。レパートリー指揮者にはこういうタイプが多いし、自然に流れてそれが良いのかもしれない。

 

レパートリーではプレミエのような気の張った演奏をいつも聴けるわけでない。あまり印象に残らなかったが仕方ない。

2019.10.18(金)18:00 (現地ライブ OTTAVA

出演

皇帝:アンドレアス・シャガー(当初のステファン・グールドから変更)  

皇后:カミッラ・ニールンド 

乳母:藤村美穂子(当初のエヴェリン・ヘルリツィウスから変更)

バラック:トマス・コニエチュニー(当初のヴォルフガング・コックから変更) 

バラックの女:ニーナ・シュテンメ

伝令使:クレメンス・ウンタライナー(当初のセバスティアン・ホレチェクから変更)

ほか

ウィーン国立歌劇場合唱団、管弦楽団

指揮者:クリスティアン・ティーレマン

演出:ヴァンサン・ユゲ

 

ウィーン国立歌劇場150年記念として新制作された今年5月の再演。事前の案内ではプレミエと同じキャストであったが大幅に変更になっていた。直前のキャンセルとは考えにくいので元々変わる算段をしていたのであろう。しかし主役の皇后とバラクの女は同じなのでプレミエの雰囲気は伝わると思う。

 

「影のない女」演奏史上で記憶に残る超名演であった! 家で聴くと会場とは違って緊張が緩んでしまうものだが、この演奏は一瞬たりとも眠くなることはなかった。演出、音楽ともこれ以上はない感動を覚えた。

 

ユゲの演出は作品の本質をついた正統のものである。ワーグナーの愛の成就とは真逆の人間愛の賛美。おとぎ話的色彩を一切排除し、人の心のふらつき、迷い、葛藤の末掴んだ真実の愛の道程として創った。読み替えなどしたら先ずは頭で考えるのに時間を取られこれ程の感動は得られなかったであろう。感覚的に極めて分かり易い演出である。

 

歌手はただ凄いとしか言いようがない。リヒャルト・シュトラウスのオペラはすべて女声の方が中心で、男声でもテノールの活躍は少ない。「影のない女」では皇后、バラクの女、乳母の3人だが、その中でも印象が強いのはバラクの女である。「ばらの騎士」の伯爵夫人と同じくタイトルの主人公から考えると、形式的には皇后だが実質はバラクの女の方だと思う。心情変化のシチュエイションも多く変わり様も激しい。ニーナ・シュテンメは同じ役の中でも別人になるように感情をあらわにして恐ろしく凄かった。この演出で一番言いたかったことがバラクの女の中に出ていると思った。無論皇后のカミッラ・ニールンドの方も凄かった。声も容姿も気品があり、可愛いお嬢様が道理の分かる立派な大人に成長していく様を美しく演じた。乳母の藤村美穂子の歌唱はいつも完璧と思う。ただ日本人は外国人と比較して気質的に演技力で差がつくことが多いが、ここでは乳母役なので地味でも立派に見えて素晴らしかった。もしエヴェリン・ヘルリツィウスだったら、多分乳母というよりも悪い魔法使いの感じになったと想像している。しかし今回は3人の異なった味が出ていて、却って良かったのではと思う。

 

男声では特にバラスのトマス・コニエチュニーが出番も多く感情の変化もあるので目立って良かった。皇帝のアンドレアス・シャガーは豪快さはないがキリっと締まった歌いっぷりで品格もあって良かった。

 

歌手同様否それ以上に凄かったのはティーレマンとウィーン国立歌劇場のオケ。劇的であるだけでなく音色が格別である。華麗、妖艶、甘美、繊細すべて併せ持つオケはRシュトラウスに最も相性が良いと思う。指揮者に引っ張られているというよりも自発的にドラマを作っているように見える。すごい迫力の大きな音を出しても歌手をけっして邪魔しない。

 

「影のない女」は日本初のオペラハウス愛知県芸術劇場の杮落しで演奏された。その後新国立劇場でも取り上げられたが、日本で聴く機会は極めて少ない。「ばらの騎士」同様モーツァルトを意識して作曲されたと言われるごとく、取っ付き難い曲ではないと思う。ワーグナーがあちこちで上演されるようになった昨今、次はRシュトラウスにも陽が当たるようになってほしいと思う。

 

「真夏の世の夢」に続きこれももう一度観たいと思う。


2019.
10.11(金)19:30 (現地ライブ OTTAVA

出演

執事長:ハンス・ピーター・カマーラー

音楽教師:ヨハン・シュメッケンベッカー

作曲家:ケイト・リンジー

テノール歌手/バッカス:ステファン・グールド
ツェルビネッタ:ダニエラ・ファリー(ヒラ・ファヒマは降板)

プリマドンナ/アリアドネ:アドリアンヌ・ペジョンカ
ハルレキン:サミュエル・ハッセルホルン

スカラムッチョ:カルロス・オスナ

トゥルファルディン:ペーター・ケルナー(ヴォルフガング・バンクルは降板)

ブリゲッラ:レオナルド・ナヴァッロ

ナヤーデ:マリア・ナザロヴァ(ブリオニー・ドゥワイヤーは降板)

ドリヤーデ:スヴェトリーナ・ストヤノヴァ

エコー:イレアナ・トンカ    ほか

ウィーン国立歌劇場管弦楽団

指揮:ミヒャエル・ボーダ

演出:スヴェン=エリク・ベヒトルフ

 

待望のR.シュトラウス。この演出は2012年プレミエで、2016年ウィーン国立歌劇場来日公演でも上演している。その意味で目新しくないが、私は観ていないので楽しみにしていた。ザルツブルグ音楽祭での公演はNHKでも放送されたが、これは基本的に同じでも版の違ったものである。(前半が異なる)

 

開幕前にマネージャーが出てきた。ドイツ語なので分からなかったが、多分キャスト変更の話だったと思う。案の定ツェルビネッタ役のヒラ・ファヒマが降板しダニエラ・ファリーに代わっていた。ヒラ・ファヒマはイスラエル出身の美人コロラチューラと聞いていたので、新発見を期待したが残念であった。しかしこの役の第一人者である彼女だから文句は言えない。バイエルンとウィーンの来日両方でツェルビネッタを歌っていた。

 

これだけ歌手が揃うと素晴らしい。中でも一番良かったのは作曲家のケイト・リンジー。ズボン役がよく似合い、イライラしたり激怒したりの表情がよく出て役になりきっていた。前半のプロローグでは完全に舞台を引っ張っていたと思う。また執事長がカラヤンそっくりでびっくりした。

 

アリアドネ役のペジョンカ(ピエチョンカ)は長くこの役を歌っていて、ウィーンでダムラウとの共演を観た。感情表現に長けていて、劇中劇でアリアドネが悲嘆にくれるところが特に良かった。ツェルビネッタ役のダニエラ・ファリーは急な出演の所為か、歌唱が気張り過ぎのように感じた。またステファン・グールドの飛びぬけた声も確かに凄いと思うが、周りから何か浮いた感じがしないでもなかった。

 

喜劇と悲劇を併せ持つ作品なのでいろいろな場面での対比の演出が面白かった。プロローグと劇中劇の明暗対照的舞台、アリアドネとツェルビネッタの黒赤対照的衣装、劇が終わってフィナーレでの役者と現実の人間の対比(つまりバッカスとアリアドネのさりげない別れと作曲家とツェルビネッタの抱擁)など印象に残った。

 

前半は申し分無しの出来、後半はやや纏まりに欠けるが歌手の競演となって素晴らしかった。次回は最大の期待「影のない女」。予習をして観るつもりである。

 

台風19号の豪雨で関東地方に広範囲の被害が出ているようである。その人々にとってはラグビーどころでないと思うが、今日は世紀の一戦、日本対スコットランドなので勇気をもらう為にもいっしょに頑張ろう。


勝った! 思いが通じた! ありがとう!

 

 


2019.
10.6(日)13:00 愛知県芸術劇場大ホール

出演

ホフマン:中井亮一、ミューズ/ニクラウス:石原まりあ

オランピア:佐波真奈己、アントニア:岩田千里、ジュリエッタ:天野久美、ステッラ:水谷映美、母の声:守屋貴美子

リンドルフ:林隆史、コッペリウス:野々山敬之、ミラクル:岡本茂朗、ダペルトゥット:森拓斗

スパランツァーニ:永井秀司、クレスペル:水谷和樹、シュレミール:松下真也  ほか

名古屋二期会合唱団、オペラ管弦楽団

指揮:園田隆一郎

演出:中村敬一

 

「ホフマン物語」は当地では2010年あいちトリエンナーレ以来、名古屋二期会としては初めてである。ソプラノだけでなくバリトンも4人で分担したのでその分ニクラウスの存在が前に出る形になった。ダブルキャストの2日目を観たが名古屋二期会総出の感があり、音楽演出を総合して大健闘だったと思う。

 

演出はオーソドックスで舞台はシンプルなのに質感があって美しかった。ステージ奥に2階への大きな階段があり、手前側で飲み屋のテーブル、人形の工作台、ピアノ、ベッドとソファを幕毎に置き換えていた。きれいな衣装と効果的な照明で場の雰囲気はガラッと変わり、人の動きと配置を美しく見せるよう工夫されていた。細かいところでは、オランピアの他にも別の人形が出てきたり、肖像画から母の声役が出たり、ホフマンが情夫以外にも人を殺すなど一風変わったアイデアや解釈もあって面白かったが、他方2階でゴンドラを漕ぐなどおかしなところもあった。

 

歌手は持てる力を十分に発揮した熱演だったと思う。男性の方が声がよく通っていた。特に目を引いたのはホフマンの中井亮一。ホフマンは芸術家だから標準的なタイプはなくいろいろ個性があってもそれでよいと思う。要はタイトルロールとして目立つことが不可欠で、彼の輝きのある声は中井とすぐわかる特異なもので、それが良かったと思う。

女声では初めて名を知ったオランピアの佐波真奈己が素晴らしかった。このオペラでは最も注目を集める得な役だが、透明な可愛い声で衣装演技もとても人形らしくて良かった。登場した女声全てに言えることだが、歌唱だけでなく演技でも見せようとしていた姿勢に好感が持てる。

 

園田隆一郎の指揮はこの名古屋二期会公演でも以前「セヴィリアの理髪師」を聴いた。派手ではないがオペラの展開を自然に作っていく中で、さりげない起伏、リズム感、迫力があり、オケ合唱ともそれによく反応してたと思う。所々でロッシーニを聴いてる気がした。

 

当日プログラムを見て知ったが、今回はケイ&ケックによる最新版とのこと。オッフェンバック未完の作品だから死後手が加わり多くの版が存在する。これまで聴いたのと比較すると結末が違っていた。ジュリエッタの場でホフマンが殺人を犯す、ステッラがホフマンのために身を引く、フィナーレでステッラの他にオランピア、アントニア、ジュリエッタも舞台に出てホフマンを勇気づける、この3点である。話はより複雑になるが善良な人間味が出て気分が穏やかになる。

 

この作品は3つの短編小説を基にひとつにしたもので、夢か現実か分からない曖昧なところが多々あり、すべてつじつまを合わせるのが難しい。それだけにいろいろ考えたり想像したりできるので面白く、好きな作品である。

 

 


2019.
10.2(水)19:00 (現地ライブOTTAVA

出演

オーベロン:ローレンス・ザゾ、タイテーニア:エリン・モーリー

パック:テオ・トゥヴェ

シーシュース:ピーター・ケルナー、ヒポリタ:シルヴィア・ヴェレス

ライサンダー:ジョシュ・ラヴェル、ハーミア:ラヘル・フランケル

ディミートリアス:ラファエル・フィンガーロス、ヘレナ:ヴァレンティナ・ナフォルニツァ

ボトム:ピーター・ローズ    ほか

ウィーン国立歌劇場合唱団、バレエ団、管弦楽団

指揮:シモーネ・ヤング

演出:イリーナ・ブルック

 

今シーズン6つの新制作のひとつ。演出がピーター・ブルックの娘というのが興味深い。ピーター・ブルックはイギリス演劇界の大御所で、日本でも京都賞、世界文化賞を受賞しているので親近感がある。主としてシェイクスピア劇場で活動した人だから、その娘がシェイクスピア原作のオペラを演出というのも何か縁がある。女性の活躍が当たり前の時代だが、指揮者も演出家も女性というのは珍しい。

 

すべての面でよく練り上げられていて実に素晴らしかった。メルヘンチックな舞台とオケの幻想的な響きの調和、洗練された人の動き、常に演技しながらの歌唱、何よりこのオペラの歌わない仕切り役パックを演ずるテオ・トゥヴェのアクロバット的演技、これらすべてが見事に融和している。音楽と演技がこれ程完璧に一体化したオペラを観たことがない。オペラなのに演劇を観ているようであった。

 

舞台はト書き通り。全体に暗いがほのかな明かりの中に美しい世界が広がる。衣装も照明も申し分なく、演技が上手いので退屈するところがなかった。近頃流行の映像を使わずに造り上げたのは立派と思う。

 

歌手は皆若手のようで誰も抜け出そうとせず、あくまで全体のバランスが一番と考えているようである。二重唱、四重唱、六重唱どれもよくハモって美しかった。これはプレミエのライブだから緊張感があったと思うが、若手であるが故にこれだけまとまったと言えるかもしれない。皆良かったから誰かを個別に挙げるのは難しいが、強いて言えば、妖精の王オーベロンを演ずるローレンス・ザゾが珍しく男らしい雰囲気が残るカウンターテナーで、物語として王の存在感が感じられた。また女声ではハーミア役のラヘル・フランケルが声も姿も可愛らしくて魅力的、ケルビーノやロジーナをレパートリーにしているそうで成程と思う。

 

しかし何と言っても最高の称賛を送りたいのがテオ・トゥヴェの奮闘ぶり。彫刻的男性美で(ミケランジェロのダヴィデみたい)サーカス並みのアクロバットを見せる。プロフィールを見てまた驚いた。マサチューセッツ工科大学を出た科学者で、火山や氷山に詳しいと言う。世の中にはとんでもない人がいるものと凡人は思う。

 

この成果は関係者すべてのチームワークによると思うが、中でもそれを引っ張ったのが指揮者シモーネ・ヤングと演出家イリーナ・ブルック、それに舞台を引き立てた俳優テオ・トゥヴェと思う。カーテンコールではすべての人に万遍なく拍手が送られたが、特にテオ・トゥヴェには大きかった。また演出陣がそろって喝采を浴びたのも珍しいと思う。

 

ブリテン「真夏の世の夢」はウィーン国立歌劇場では何と57年振りだそうだ。マイナーに属する作品だが、「コジ・ファン・トゥッテ」と同じく男女が元のさやに納まるハッピーエンドの話なので、この演出でレパートリーに加えたら良いと思う。その「コジ・ファン・トゥッテ」も来年5月新制作公演の予定になっている。

 

とても良かったからもう一度観たいと思う。

 

なお舞台写真はウィーン国立歌劇場のサイトで観ることができる。

https://www.wiener-staatsoper.at/en/season-tickets/detail/event/969254834-a-midsummernight-s-dream/

 

 

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